公益財団法人 三浦教育振興財団

国内研修

第16回 国内研修

期間2022年3月19日(土)~21日(月・祝)(2021年度)
地域北海道
研修先萱野茂二風谷アイヌ資料館・二風谷コタン・アイヌ文化交流センター・小樽芸術村(似鳥美術館・旧三井銀行小樽支店・ステンドグラス美術館)・大倉山ジャンプ競技場・オリンピックミュージアム
参加人数26名

 2022年3月19日(土)~21日(月・祝)に2泊3日の研修を実施しました。
 今年度は北海道を研修先に選びました。アイヌ民族の歴史や文化について学ぶことを主たる目的として、雄大な自然や厳冬を肌で感じ、かつて「北のウォール街」と呼ばれた小樽では、文化的価値の高い近代建造物や多くの芸術品に触れることが出来ました。

 続くコロナ禍で県外移動や集団行動を体験し、新しい挑戦ができたと思います。また、人と関わることの楽しさや大切さを再確認したのではないでしょうか?

第16回 国内研修
第16回 国内研修

参加者の感想

高校生の頃参加した国内研修では、少人数の人としか話すことができませんでしたが、今回の国内研修では多くの奨学生と話すことができ、少し成長を感じました。人と話しながら食事、外食をしたのはいつぶりだろう?あまり気にしていませんでしたが、コロナによって失われたものは思っていたよりも多いのかもしれません。今回の国内研修では、これからの生き方を考えるきっかけを与えてくれました。何事も対策をしっかり考え行動し、自分らしい生活を大切にする必要があることを学びました。
私は国内研修に参加するのが沖縄、愛媛、北海道と3回目でした。過去の2回と大きく違ったのが人との繋がりだと感じています。これまでの研修では同じ数人とずっと話してばかりで色んな人と話すことが出来ませんでした。しかし、今回はコロナ禍の研修だったにも関わらず多くの人と話す事が出来ました。4月から関西一人暮らしで、新しい環境に行くことがとても不安だったのですが、新しく沢山の人と話せること、話す楽しみを実感して新たな生活も不安ばかりではなく、楽しみも出てきました。
現代は欲しい物がすぐに手に入り、頂く動物の命に感謝する機会が減っていますが、その一つひとつに命や多くの人の手が加わっていることを忘れずに生活をしていきたいと思いました。現在、国はアイヌ文化の振興や伝統を継承していくための法律を制定しており、萱野さんや自治体などが様々な活動を行っているとお聴きしました。今後もアイヌ民族の文化やアイデンティティが守られ、伝承されるように私も正しく理解し、尊重をしていきたいと思います。

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